こじか保育園の佐々木先生との出会い

  こじか保育園の佐々木洋子園長先生からこじか保育園でも保護者の皆様のまえで、幼児のお昼寝の話をするように依頼をうけ、こじか保育園にでかけました。佐々木洋子先生は、とても物腰の柔らかな先生で、マザーテレサの施設を訪問されたことがあるとのことですが、とても慈愛にみちたまなざしをお持ちの先生です。
  こうして星康夫先生のお導きで、佐々木先生とも知り合うことが出来たのですが、保育園のお子さんの生活リズムの研究を、新しい装置を使って再度行いたいと考えていたところでしたので、星先生と佐々木先生にご相談しましたところ、快く引き受けていただきました。
 それまでの幼児の眠りの研究は、お母さんや保育士の先生方に、「睡眠日誌」という記録表をつけていただくものでした。人間が記入するものですから、どんなに気をつけていても、記憶違いや記入ミスなどから誤差が生じます。そこで、もっと客観的に眠りのリズムを自動的に計測できないかと考えていたのですが、image図に示すような活動量の連続記録装置を使うことを考えました。大きさは腕時計より少し小さい程度で、腕時計と同じように利き手ではないほうの手首(右利きの場合左手の手首)につけ、起きているときも寝ているときもつけたままにしてもらいます。この機械は、万歩計と同じような原理で、体が動くと、動いたことを小さな本体の中に記録します。一分間に1回のデータを記録をするようにすると、15日間データを溜め込むことができます。起きているときには、わずかながらでも身体自体、もしくは腕が動いていますが、眠ると身体の動きや腕の動きは極端に少なくなります。そこで、活動量を連続記録することによって、何時から何時まで眠っているのかを客観的に、そして自動的に知ることが出来るのです。ちょうど、このテーマに興味を持ってくれたゼミ生の大久保尚也君に手伝ってもらうことが出来ました。
 このことが直接のきっかけではないのですが、こじか保育園のすぐそばにある、佐々木洋子園長のご長男の佐々木信一郎園長の「こじか・子どもの家」で大久保君は働かせていただくことになりました。研究者が非科学的なことを言うようですが、何か運命のようなものを感じました。
  実は、とても残念なことに、この研究の終了後、しばらくして星康夫先生が他界されました。エネルギッシュに活躍されていた先生が入院されたことは、お聞きしていたのですが、ふだんとてもお元気に見えただけに、亡くなられたと伺ったしたときにはとても信じられませんでした。
  その後、星康夫先生のあと、奥様の星千重子先生が園長となり、あすなろ保育園は、さらに、元気な園児たちの賑やかな声であふれています。